山内香織を襲った人生で最も悲惨な出来事。彼女の平和な日常が一瞬にして崩された出来事。それはあまりにも突然の事だった・・・ある日の休日。その日は会社の同僚から誘われ、食事に行く予定だった。少し買い物もしたかった香織は、早めに自宅のマンションを出ようとしてた。午後3時。休日ということもあってか、ほとんどの住人は出かけているようである。静かな空間に聞こえるのはエレベーターの作動音だけ。ようやくエレベーターが香織の住む5階に到着したその時だった。「きゃぁっ・・・」突然襲い掛かる強い圧力。香織は二人組の男に押えつけられ、強引にその場から連れ去られてしまった。抵抗する間など全く無く・・・